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外資系企業への扉を開く:効果的な英文履歴書(レジュメ)の書き方ガイド

英文レジュメは、あなた自身と企業とを繋ぐ重要なマーケティングツールです

これには、特定のデザインやフォーマットが必ずしも定められているわけではありません。これは、コンビニで目にするような典型的な履歴書とは異なります。内容の充実が最も重要であるものの、採用担当者が好むデザインやページ数にも注意を払うことが大切です。

外資系企業への就職や留学の際には、英文レジュメが必要になります。この記事では、米国公認のレジュメライターの視点から、効果的な書き方についてご紹介します。転職を考えているなら、レジュメを最大限に活用する方法や戦略を練ることが重要です。

採用担当者が読みたくなるような資料を一緒に作成していきましょう。

英文レジュメの歴史は、1482年にレオナルド・ダ・ヴィンチがイタリアのミラノの君主に自らを売り込むために書いた手紙に遡ります。これは、欧米諸国における最初のレジュメと見なされています。彼は仕事を求めて、君主に対して11のポイントを含む手紙を送りました。この手紙は、現代のレジュメやカバーレターのフォーマットに近いもので、ダ・ヴィンチは謙虚なトーンで自分のスキルやできることを箇条書きにして記しました。

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レオナルド・ダビンチが書いた君主宛のレジュメ (1482年) OpenCultureより

初期のレジュメは自己紹介の手紙として使われていました。この時代、日本は室町時代で、鎌倉幕府が成立し、武家が中心の政権を持っていました。その後、1549年にフランシスコ・ザビエルがキリシタンとしてキリスト教を広めるため鹿児島に上陸しました。

1733年頃からイギリスで第一次産業革命が始まり、この時代に熟練労働者や職人の雇用は減少していました。履歴書の使用に関する記録はほとんどありませんが、特別なスキルを持つ個人が履歴書を使用していたことを示唆しています。

1950年代には、面接を受ける前に書面での提出が一般的になり、レジュメの本格的な使用が始まりました。

1980年代には、VHSで録画されたレジュメが登場し、現代ではデジタルレジュメが主流となっています。Microsoft Office Wordなどのソフトウェアを使って作成され、LinkedInなどのSNSを通じて投稿されるSNSレジュメも一般的です。また、オンラインでのフェイスツーフェイス面接も実現しています。将来的には、VRやメタバースの技術が発展し、仮想現実空間での面接が可能になり、より臨場感のある自己紹介が実現するかもしれません。

現代のレジュメは採用担当者にとって重要な判断材料であり、従来の自己紹介の手紙と異なり、採用担当者が求める人材に関する情報を重視しています。採用担当者はレジュメを基にして面接に進むかどうかを判断するため、提出される資料は相手の求める情報を適切に反映したものでなければなりません。日本語の履歴書や職務経歴書と同様に、レジュメには以下の内容が含まれていることが望ましいです。

レジュメの内容

  • ヘッダー
  • サマリー
  • 職務経歴
  • 学歴
  • 資格・免許
  • スキル
  • 表彰
  • その他

(例)英文レジュメ

ポイント

・求人募集要項と関連性が持たされている資料。
・興味を惹きつけられる内容が書かれている。
・文章で記載された職歴のストーリーがある。



今回のレジュメの例ではクロノロジカルレジュメ(chronological resume)を使って説明していきます。

ヘッダー

ページトップにあるヘッダーには、氏名、簡易的な住所、電話番号、Eメールアドレス、LinkedInのアドレスなどを記載します。士業や高学歴の方は、タイトルを名前の横に記入します(PhD, CPA, CMA, CCNP, MCSA, MBAなど)。資料が2ページを超える場合は、ヘッダーにページ数 (Page2)や氏名を入れることで、プロフェッショナル感が伝わります。

サマリー

ヘッダーの下にあるサマリー区分では、約6行の英文が書かれています。サマリーはブランディングステートメントとも呼ばれ、肩書きや業界での職務レベル(インターン、エントリー、シニア、エグゼクティブなど)をサポートする内容を記載します。「応募者(私)のブランドは〇〇です。〇〇のハードスキルや〇〇のソフトスキルがあります」といった形式で、長くなる場合は箇条書きも可能です。サマリーの役割は、5〜10秒で読み手の興味を引くことです。

職務経歴

職務経歴欄は英文レジュメにおける中心的な部分であり、応募者の職歴を時系列に沿ってまとめたセクションです。この部分では、直近の職歴から記載し、経験した職務や特に重要な成果に焦点を当てることが重要です。記載する内容には、会社名、勤務地、職務期間、職務タイトル、所属部署が含まれます。英文での箇条書きは3行以内を目安にし、文章は過去形で始まる行為動詞から始めると良いでしょう。実績の部分では、「アクション+結果」または「結果+アクション」の形式を用いてスキルや強みを効果的にアピールします。

行頭文字に工夫を凝らすことは、レジュメの表現力を高めるための一つの方法です。例えば、「◻︎」のような行頭文字を使うことで、チェックボックスを連想させ、応募者の熱意や募集要項との関連性をチェックしてもらいたいという意志を伝えることができます。また、見栄えを良くし、読みやすくするために改行を使い、複数の行頭文字を使用することも有効です。

このように、職務経歴を効果的に伝えるためには、内容の選択や表現方法に工夫を凝らすことが重要です。採用担当者がレジュメを読む際に、応募者の経験やスキル、実績を明確に理解し、評価できるようにすることが目標です。

学歴

学歴欄では、取得した学位と学校名を明記します。新卒の場合は、GPA(成績評価平均点)をアピールポイントとして記入すると良いでしょう。学位については、「BS」などの略語ではなく、「Bachelor of Science」のように正式な名称を使用することが推奨されます。これは、採用管理システム(ATS)が略語を正確に読み取れない場合があるためです。また、学校を中退した方は、学校名を記載した上で、学位の隣に「(Incomplete)」と記入し、中退であることを示すことができます。このようにすることで、学歴の詳細を正確かつ明確に伝えることが可能になります。

資格・免許

取得した資格や免許は、最新のものから記入し、特に強調したい項目を挙げます。
下記の記事より各資格の英訳をご覧いただけます。

スキル・表彰・趣味・その他

スキル欄には、パソコンスキル、プログラミング言語、ソフトウェア、システム、ツール名、外国語能力などを記載します。マイクロソフトオフィスプログラム(Word, Excel, PowerPoint)の使用レベルもここで示せます。その他の項目として、コミュニティ活動、所属団体、アピールできる趣味などを挙げることができます。

レジュメの適切な長さは一般に2ページとされていますが、コンサルティング業界、高学歴者、またはテクニカル職に従事している人のレジュメは2ページを超えることがあり、その場合はCV(Curriculum Vitae)と呼ばれることがあります。CVはより詳細な内容を含む資料であり、研究歴、出版物、プレゼンテーション、プロジェクトなど、専門的な業績や経験を詳細に記述します。

英文レジュメは、応募する特定の企業の求人募集要項に特化した簡潔な履歴書であることが特徴です。米国では「レジュメ」という用語が主に使われ、レジュメは簡潔さと特定の職務への適合性を重視します。一方、欧州では「CV」という用語が一般的で、より幅広い経歴や学術的業績を含む文書を指します。

文法やフォーマットに関しては、以下のルールが適用されます:

  • 明確で簡潔な言葉遣い: 専門用語を適切に使用し、不必要な詳細は省略します。
  • 能動的な表現: 行為を示す動詞を使い、能動態で記述します。
  • 一貫性: フォーマット、フォントサイズ、スタイルは文書全体で統一します。
  • 強調表示: 重要な成果やスキルは太字やイタリック体で強調することができます。
  • エラーのない文書: 文法や綴りの誤りがないよう、複数回の校正を行います。

レジュメやCVを作成する際は、応募する業界や地域の慣習に合わせて適切な長さや内容を選ぶことが重要です。

ポイント

・文字数はできるだけ少なくし、箇条書きは3行以内に収めます。

・直近の職歴を上から時系列に沿って記載します。

・「I」「me」「my」「mine」などの一人称代名詞は使用せず、サイレント"I"(暗黙の「私」)を意識して書きます。

・10以下の数字はスペルアウトして記載します(例:「7」を「seven」と記述)。

・動詞は過去形に統一し、現職に関しては現在進行形を使用しても構いません。

・数値は省略形を使用します(例:「$1,000,000」を「$1M」と記述)。

・フォントサイズは10.5ptから12ptの範囲で使用します。

・推奨されるフォントは、Sans Serifフォント(Calibri、Arial、Tahomaなど)とSerifフォント(Cambria、Times New Romanなど)です。

・デジタルレジュメでは、ハイパーリンクを使用して参照を付けることができます。

・経験年数や新卒などに応じて、見出しの順序を変更します。

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英文レジュメをカスタマイズする際には、自分の経歴や応募する職種に最も適した形式を選択することが重要です。一般的なレジュメの形式には、以下の3種類があります:

  1. クロノロジカル(時系列形式): 最も一般的な形式で、職歴を過去から現在にかけて時系列順に並べます。この形式は、職歴が連続していてキャリアパスが明確な場合に適しています。
  2. ファンクショナル(機能別形式): スキルや成果に焦点を当て、職歴よりも個人の能力や専門知識を前面に出します。キャリアチェンジを考えている人や、特定の分野での専門スキルを強調したい場合に適しています。
  3. コンビネーション(組み合わせ形式): 時系列形式と機能別形式の両方の要素を組み合わせた形式です。このタイプは、特定のスキルを強調しつつ、職歴の流れも示したい場合に最適です。

どの形式を選択するかは、応募する職種や自身の職歴、キャリアの目標によって異なります。弊社では英文レジュメ代行作成サービスを提供しています。サービスを利用されるユーザー様が提供されるリクエストや求人募集要項に沿って、最適なレジュメを作成させていただきます。サービスの詳細についてはホームページを確認するか、「英文レジュメ代行作成」というキーワードでGoogle検索してください。英文レジュメ代行作成ではプロフェッショナルなレジュメを作成し、応募する職種に最適な形で自己PRを行うことが可能になります。

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Open Culture. Leonardo Da Vinci’s Handwritten Resume (1482) | Open Culture. 14 Jan. 2014, www.openculture.com/2014/01/leonardo-da-vincis-handwritten-resume-1482.html. Accessed 26 Jan. 2024.

Burdick, Cody. “The History of the Resume | Where Did the Resume Come From?” DAVRON, 30 Apr. 2019, www.davron.net/history-of-the-resume/. Accessed 26 Jan. 2024.


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